大槻さんの備忘録

ふぁぼるぞ

温水洗浄便座を直した

ふたたびおしりが洗えるようになった。
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以前に壊れた温水洗浄便座だが、なかなか買い替え先がピンと来なかったこともあり、「実は何かが詰まってて取れたらラッキー」くらいの気持ちで一旦ダメ元で開けてみることにした。

症状の確認

カバーを外して水の流れを追っていくと、ノズル部の根元に入っていくチューブまではしっかりと水で満たされている。この部分のチューブを外からぐにぐにと押してやると、上流のタンクとの間に設けられた弁から逃がし水口へ水が抜ける一方、ノズル側から漏れる様子はない。上流側は異常がないが、ノズル側が通れないので逃がし水口から勢いよく水が出る、という状況で間違いないようだ。

一通り動作させて観察するが、ノズルの切り替え機構はノズルを繰り出すモーターで兼用されており、位置決めも含めて正常に動作している。どうやら問題があるのは、ノズルの根元についているモーターらしきもの――弁だろうか、流量計だろうか。上流側の水流に異常がないのに水が流れていないことを検知できていることからすると、ここにセンサーがあるのは間違いなさそうだが――か、あるいはノズル内部の詰まりと見受けられる。ノズルカバーを抜いてみたが、不透明の樹脂パーツで中は見えず。ただ、割れて漏れている様子などはない。

また、ノズル部分はユニット化されており、ねじ1本とコネクタ1つを抜くだけで簡単に取り外せるようになっていた。これはもしや、このユニットだけ交換できるのでは?

交換用ユニットの入手

というわけで、交換用ユニットの入手可能性を探る。メーカーであるパナソニックから出ている資料では、当該機種の補修用性能部品の保有期限は2024年7月までとあったものの、どこかに在庫が転がっているかもしれないのでひとまず検索。

すると、当該機種に適合するノズルユニット「DL560ADF5CU0」が販売されているのを発見した。どうやら後の世代等でも共通の部品だったようで、まだしばらく(2030年9月まで)は供給がありそうだ。

最強翌日配送」というやつで発注翌日午前中には納品された。

交換作業

納品された箱のラベルによれば、品名は「ノズルユニットカンセイ」。完成品じゃない更に細かい単位のパーツも供給があるという意味だろうか。代表機種はCH832とある。CH品番なので住設のラインかな?

開梱すると、適合各機種用の交換後調整用のマニュアル、配線処理のチェックポイントの確認用シート、仕様変更箇所の通知、が同梱されていた。このあたりはさすがパナソニックといったところだ。これらの資料のおかげで、交換作業の注意点だけでなく、これが瞬間式の共通ユニットであること、ノズルの付け根のモーターらしき部品が「流調弁用モーター」であったこと、制御基板の収められたケースが「P板ケース」であることなどがわかった。

交換にかかった時間はおよそ40分。ユニット自体の交換作業や結線作業は、配線処理の注意点を読みながらやれば短時間で終わる。時間がかかったのは、ホースの付け替え時にタンク内の水を出し切る作業(あらかじめ止水栓を閉じた状態で運転してタンクの中の水を抜いたつもりだったのだが、それだけだと抜けきらなかったらしい)と、各コネクタのリード線をうまく切り欠きに通してP板ケースのカバーをしっかりと組み付け、外装カバーと干渉しないようにきちんと収める作業、の2点であった。

カバーをねじ止めして配管を接続、マウントに取り付けたのちに止水栓を開き、手順書に従って動作確認とキャリブレーション。いずれも正常に完了した。

こうしてふたたびおしりが洗えるようになったのであった。めでたしめでたし。