洗濯機を買い替えた
時は遡って8月下旬。2018年の夏から約7年稼働させていた洗濯機がとうとう壊れた。正確には「ものすっごい頑張れば騙し騙し使えないこともないが、もう限界。マジ無理」という感じ。
実はこっちの記事の方が温水洗浄便座の記事より2ヶ月半も前に書き始めたものなのだが、なんやかんやでずいぶん投稿が遅くなってしまった。
従来機(NA-VX7800)
2017年式のパナソニック製のドラム式で、同年のラインナップとしては下から2番め、実際上はメインストリームラインの1番下位機種。我が家で稼働していたものは2018年製の個体で同年夏から使っていたので、約7年間稼働させたことになる。
NA-VX7800は対象外だが、パナソニックが2021年くらいから公式に提供していた「Panasonic Care」では、対象の洗濯機の修理保証期間が「洗濯回数3,000回もしくは購入日から5年間いずれか先に達するまで」とされていた。
我が家の場合は雑な見積もりで平均2.5回/日運転だったので、累計運転回数は6,000回を軽く上回っていたはずで、年数でも回数でも、設計寿命を大幅に上回って使い潰したといえるだろう。
故障の状況
さて、そんだけ酷使したわけで、当然随所に不調が出ていた。
まず、乾燥性能の低下。これは分解清掃を手配して多少改善したものの、それでも乾燥コースを「しっかり」にしないとフィルター部が水滴だらけ、という状況であった。
つづいて電磁弁の損傷。3本ある給水経路のうちの1本、メインの経路へ繋がる電磁弁が損傷し、充分な水流が確保できない状態となった。メインの経路というのは洗剤投入トレイの箇所で、正常な場合は滝のように水が供給されるのだが、それはそれはもうちょろちょろとしか水が流れなくなってしまった。
下の動画は、正常な水流が確保できていないメインの経路と、正常な状態の別経路(すすぎの際に柔軟剤を溶かし入れるときだけ使われる経路)の様子を並べたものだ。壊れた経路が明らかにダメだということが分かると思う。
運転中はトレイを開けた状態でずっと見守り、壊れた経路の水流があるときは水差しで水を流し込むという介助(?)が必要で、これをきっかけに即買い替えを決意・手配した。それでも、納品されるまでの約一週間ほどはこの作業を続けなければならなかった。
上の動画の通り、柔軟剤用経路は生きているので、端子か配管かを入れ替えて2つの経路を交換してみようかとも思った(我が家は液体洗剤なので洗剤トレイ側に水が行かなくても溶け残りはないし、柔軟剤も使っていないので)。しかし、とりあえずトップカバーを外してみた限りでは、そもそも端子・管の配置やケーブル長的に無理そうだったので早々にあきらめた。
(っていうか背面パネル外さないと電磁弁ユニットにアクセスできないんだが、背面パネルはデカいしシャーシアースとか接続されてるしでバラすのがもうめんどい。そもそもあと数日で新しいのが届くわけだし)
「ジャンパ線で両方の電磁弁をつなげてどっちも動かしてしまえば」というのも一瞬考えたが、電磁弁への配線対は基板上ではちゃんとそれぞれ独立していたし、まともなメーカーなので「ジャンパしたら漏電判定で止まるかもしれんな」と思い直してやめた。
ちなみに3つめの経路は、ヒートポンプのアルミフィンについた埃を洗い流すための経路である。こちらも正常に動作していたがさすがに転用は厳しい。
そしてとどめに、軸受けの摩耗によると思われる脱水運転の失敗。これも少し前からときどき出ていたのだが、脱水開始時に許容範囲を超えた振動となって必要な回転数まで上がらないというもの。
ときどきだった頃には中身をほぐして偏りを減らしてやれば再開できていたのだが、買い替えた機種の納品2日前には、もう何度ほぐしたりしてやってもダメという状態になり、結局発狂しながら1時間以上リトライしつづけててようやく脱水が回せた。それを境に、もう脱水が必要な運転はしないこととした。
その他に、このシリーズの持病ともいわれる、ドラムと樹脂部品の摩擦による溶融・穿孔もあった。この樹脂部品はドラム上部にあるシャワーへの送水経路だそうで、ここに穴が空くとシャワーが出なくなる場合があるらしい。もしかしたら勢いは弱まっていたのかもしれないが、とりあえず水は出ていた。
買い替え先
2025年10月モデルの発売が迫っていたが、1ヶ月もこの状態で運転し続けるのは本当にもう無理だったので、型落ち間近だった2024年10月モデルを最短手配希望で購入。ランクは故障機と同じく下から二番目・メインストリーム最下位のNA-LX125DLを選択。
現在パナソニックの白物家電などはどこの店で買っても原則同じ価格、ポイント還元なしなのだが、ヤマダだと追加料金なしで延長保証をつけてくれるとのことでヤマダで購入。一週間後に無事納品された。
世代が遠く離れてはいても同メーカー同ライン。フットプリントや配管の出し方・継ぎ手などが同じでリプレース作業はさくさくだった(自分でやったワケではないが)。
よくなったこと
さて「同クラス約7年分の進化は如何に」ということで、ここから先は一気に列挙していく。
フィルター掃除がしやすい。乾燥経路のヒートポンプ手前に、ほこりをキャッチするフィルターがあるのだが、従来機ではヒンジ式のカバーを開けてその内側を拭き取る必要があったのが、カバーがまるごと省略された。また、フィルターを裏から支えている格子状の枠の目が大きくなり、凹凸が減った点も拭き取りやすさに繋がっている。
洗剤の自動投入が楽。運転開始あるいは予約の際に、重量計測されて洗剤の必要量が表示されるのを待つ必要もなくなったし、洗剤を投入する手間はもちろん、洗剤のボトルの液だれも、洗剤のボトルが空になったらせっまい口からこぼさないように気をつけながら詰め替えるという作業もなくなった。ただ、柔軟剤を使用しない我が家としては柔軟剤用に用途固定されているタンクがまるまる無駄なのだが……。
取り出し忘れのアラート音が助かる。運転終了後、いつまでも取り出さずにいるとブザーを鳴らしてリマインドしてくれる。小学2年生と保育園児がいてバタバタしがちの家庭としてはこのリマインドはありがたい。干し忘れを防げる。
もっとありがたいのが再開忘れのアラート音だ。我が家では1日の終わりに、翌朝起床前ごろに乾燥完了となるように運転予約をしている。運転予約をかけてから追加の洗濯物を入れるには、ドアロックを解除するために一時停止が必要なのだが、追加の洗濯物を入れたあと、扉だけ閉めて再開操作を忘れると、約5秒後にブザーを鳴らしてくれる。以前の機種では再開を忘れて後で絶望する事故を何度も起こしていたので本当にありがたい。
それから、コース選択ボタンの変更。予約設定時やコース選択時に使うボタンがインクリメントとデクリメントの2つになり、希望の設定値を通り過ぎてもすぐ戻れるようになった。以前はこれらの選択ボタンは1つだけで、押すと1つ進むのみ、通り過ぎたら1周するまで連打するか、別コースに抜けてやり直すか、という操作だった。
どちらともいえないこと
ふんわりキープ運転中は明示的に止めないとドアのロックが解除されない。以前は、ふんわりキープ運転中でもドアハンドルを操作すると即座に運転が終了され、ドアのロックも解除されるようになっていた。操作のステップは増えるが、安全性の面からはよいことだと思う。
いまいちになったこと
パネルが真っ白、文字がグレーでとにかくコントラスト不足。見づらい。正直これはパナソニックらしくない。こういうのは無印良品とかのテイストだろう。
LEDがオレンジ単色になった。コントラスト不足とセットで本当に文字が見づらい。また、以前は運転内容の[洗い][すすぎ][脱水][乾燥]の各ボタンのLEDがそれぞれ異なる色だったので、色だけですぐに状態を把握できて便利だったのだが、オレンジ単色になったことで分かりづらくなった。とはいえしばらく使った現在の僕はこの仕様に適応し、運転内容の把握には液晶内の表示を読むようになった。
特定のシナリオでボタン押す回数が増えた。以前は独立した3ボタンだった[洗濯][洗濯~乾燥][乾燥]ボタンが[洗乾切換]にまとまり、既定の[洗濯~乾燥]の次が[乾燥]、最後が[洗濯]になっている。洗濯から乾燥までを回した次に乾燥だけ回すわけはなく、次に使うのは[洗濯~乾燥]か[洗濯]なのだから、そこの順序は[洗濯~乾燥][洗濯][乾燥]にしておいてほしかった。また、コース数が増えたり、時間や回数の選択可能な範囲の下限が下がったりしたことで、いくつかの操作は目的の値にたどり着くまでのボタン押下回数が増えた。
進化していないこと
「おうちクリーニング」コースのときのすすぎ回数既定値は、相変わらず変更できず、前回値も記憶しない。我が家で使っているおしゃれ着洗剤はすすぎが1回でよいものなので1回を既定値にしたいのだが、そこを記憶させる機能は相変わらずない。
「わたし流」コースで設定できたりするのかと思ったが、「わたし流」コースではおしゃれ着用の洗い方やおしゃれ着洗剤の自動投入を指定することができない。それらの動作は「おうちクリーニング」コース専用らしい。パナソニックの該当部門の中の人、もしこのブログをたまたま目にしたら、ぜひ「おうちクリーニング」コースのすすぎ回数を記憶する機能を追加してほしい。