「ファンクションが間違っています」

M.2 SSDを読むのに何も考えずにテキトーにUSBエンクロージャを買って失敗した話。
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タグ: M.2 雑記

ある日のこと。キオスク端末的に運用していたマシンに問題が発生し、正常にブートしなくなった。

大したものは入っていないのだが、タスク スケジューラに仕込んでいたタスクと、それらのタスクから呼んでいたスクリプトを新しい機器へ移植するため、システムドライブを他のマシンで読むことにした。

「ファンクションが間違っています」との戦い

というわけで、Amazon.co.jpでテキトーに検索して出てきたエンクロージャを購入。

M.2 SSDを取り出して組み込み、他のWindows PCでドライブにアクセスしようとしたところ「ファンクションが間違っています」とのエラーを表示して開けない。

そんなアホな。症状からすると死んでいたのはPCH~USB/Thunderbolt系のどっかで、ストレージはおかしくなっていなかったはずだ。

接触不良か?と組み直して再接続したり、USBポートを変えてみたりするが、結果は変わらない。念のためと思って元のマシンに組み直してブートすると、何の問題もなくブートする。あれ?君壊れてなかった?

単純すぎた正解は……

……というわけで、腑には落ちないがひとまず欲しかったものは無事取り出せたので、問題は解決したのだが、はて……。

そもそもファンクションってなんだ。ファンクション……機能……ん?コマンドセットが違うってこと?

はっとする。そういえば、対象のマシンの標準SSDはM.2フォームファクタだがI/FがSATAだった。

慌ててAmazonの購入履歴から商品ページを見ると――もちろん読者諸氏は前掲リンクをクリックしたので知っているであろうが――、やはりエンクロージャがNVMe専用品であった……。そうか、そうだよな……。そりゃあ、ファンクションが間違っているわけだ。

余談

なお、実は正常にブートしなくなったと思っていたマシン自体に異常はなく、異常があったのは接続されていたUSBハブであったことがのちに明らかとなった。USBはわりとホストCPU側の処理がヘビーなので、壊れたデバイスがあるとシステム全体に結構な影響が及ぶのが嫌ですね……。

※大槻さんは未だにFireWire S3200に若干の未練を持っています。