Windows 11へのインプレースアップグレード後、古いATOKは再インストールが必要になることがあるみたい。

Windows 11へのアップグレード後しばらくして、メモ帳やWindows Terminal、設定アプリがフリーズ・メモリリークを起こすようになったので、ATOKを入れ直した話。
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Windows 11へのアップグレード後しばらくして、おそらくその後の何らかのWindows Updateが入ったタイミング……25H2か、KB5070773か……普段ほとんど再起動させずにハイバネーションさせてるからイマイチわかんないな……。まぁともかく。メモ帳やWindows Terminal、設定アプリが、起動時にCPUスレッド1つを使い潰して応答がなくなり、数十GBのメモリを消費するような事象を起こすようになった。

当然、MicrosoftがWindows Updateでそんなヘマをやらかせば世界中で大騒ぎになるので、この事象は自分の環境だけで起きていると考えられる。

また、CPUを過剰に消費し、アクティブメモリがゴリゴリ増えていくことから、何かの待ちでブロックされているとかではなく、何らかの処理が動いていると考えられる。その処理は、どうやらウィンドウが作られたあと、キーボード入力を受け付けられる状態なったあたりで発生していそうなことがうかがえる。

そんなタイミングで動く処理でMicrosoftの管理下にないものといえば。そう、他社製IMEである。IMEは各アプリのプロセスに寄生して動くので、タスク マネージャー上はアプリ側で問題が生じているように観測される。

そして僕は、未だにATOK 2018を利用している。

幸いにして、Firefoxやエクスプローラー、VSCodeなどは普通に使うことができていたので、Web検索やファイル操作、コマンドラインツールの利用(VSCode内のターミナルで!)は通常通り行え、WinREを引っ張り出す必要はなかった。

というわけでATOKにアタリをつけて検索してみると、ズバり同じ事象を踏んだらしい先人のQiitaの記事が見つかった。

どうもアンインストールと再インストールで復活したと書いてあるが、面倒なのでとりあえず消さずに上書きインストールをキックしてみた。特に現行のインストールの削除を要求されることもなくインストールが完了。再起動すると無事に症状が消えた。ATOKのバージョン情報を見たところアップデートモジュールも当たったままになっているようだった。

バイナリ自体は壊れていないが、何かの状態がおかしくなって、インストーラーに含まれるクリーンアップ処理か何らかの登録処理か何かで回復するんだな、多分……って、その対処法、昔ATOK for Macでもやった記憶があるんだが……。